この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
独占欲に捕らわれて
第7章 苦悩
「そんなこと、言わないでよ……。あなたと過ごした時間は短いけど、利用されてると分かっていながら、私を助けてくれたじゃない。それに、気遣いだってできる。シナリオライターとしてのあなたは、とても楽しそうでちょっと羨ましくなった……。ねぇ、紅玲。あなたはとても優しい人よ。お金以外に取り柄がないだなんて、言わないで……」
千聖は涙を堪えながら、紅玲に訴えかける。
「優しいのはチサちゃんの方だよ。最後まで話を聞いてくれてありがとね。今日は、このままシよっか……」
紅玲は千聖の髪を撫でながら言うと、彼女の耳たぶを甘噛みした。
「んっ……」
突如訪れた小さな快楽に、千聖は小さな口をきゅっと結ぶ。

「チサちゃん、口開けて?」
紅玲は千聖の唇に指を這わせながら、熱っぽく囁く。言われた通りに口を開ければ、骨ばった指が2本入れられ、口内を掻き回される。千聖は指に舌を絡めた。
「んぅ……ふあぁ……は、んんっ……!」
空いてる手でねちっこく乳輪をなぞられ、耳を不規則に舐められて、千聖の口からは喘ぎと唾液が垂れ流れる。

「チサちゃんの言葉で救われたよ。それに、こうしてオレのワガママにまで付き合ってくれて、ありがとね。愛してるよ」
どこか孤独じみた声音に、千聖は困惑する。
(本当に救いになってるの? ワガママって、何?)
堪えきれなくなり、熱い雫が千聖の頬を伝う。
(この体勢でよかった……)
涙を見られないことに安堵しながら、千聖は紅玲に身を委ねる。

紅玲は千聖の口から指を抜くと、もう片方の乳輪をなぞり、乳首を挟みあげる。
「ぷはっ……んっ、ふぅ……あぁっ!」
「可愛いよ……。オレで感じてる声、もっと聞かせて?」
耳元で渇望するように囁くと、乳房を揉み上げながら、人差し指の腹で乳首を転がした。
「ひああぁっ! あっ、アッ……んんっ!」
千聖は紅玲の腕を掴みながら、小さく躯を跳ねさせる。それに気をよくした紅玲は、片手を千聖の太ももに滑らせる。すぅーっと撫であげれば、千聖はいやいやと首を振る。

「ぁっ……やあぁ……」
「嫌じゃないでしょ? 素直にもっと求めてごらん? オレに気持ちよくしてほしいって……」
それは言葉責めというよりは、切望に近い響きを持っていた。
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ