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狼になる瞬間
第5章 罰ゲーム

「…それで行って来て」

壁に寄りかかりながら拓馬は言う。
両手には美優の下着。

「…うぅ…せめて違う服でも…?」

「だめ。」

Tシャツは前にプリントがあるため、
よくよく見なければ透けて見えない。

だが、ちょっぴり勃ち始めている乳首は、
ツンっとTシャツを浮かせていた。

また、ミニスカートもヒラヒラとしたもので、風が吹くとすぐめくれてしまいそうなものだった。


「美優。おなかすいた。早く買って来て。」

「…拓馬は行かない?」

「うん。あとコーヒーとタバコも買って来て?」

「…わかった。」

「ケータイは持ってって?連絡するから。何かあったら言って?」

美優は玄関でサンダルを履き、
勇気を振り絞り外へ出た。

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