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狼になる瞬間
第9章 拓馬の誕生日
もうすぐ拓馬の誕生日。

プレゼントを買うために美優は大きなショッピングモールに来ていた。

(んー…どうししようかなー…)

数日前からいくつか候補を決めていて
それを実物を見てから決めようと考えていた。

何軒かのお店を周り、色々悩んだが
結局拓馬が以前から欲しがっていたスニーカーに決めた。

プレゼント用にラッピングをしてもらい、
ちょうど店から出たところでケータイの着信がなった。

「…もしもし?」

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