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狼になる瞬間
第9章 拓馬の誕生日
「見ればわかるでしょ!拓馬くんの誕生日パーティー♬」

と沙織が自信満々に言う。

「あ!なるほど!…え?なんであんなに慌ててたの?」

「いやね、今日は私達2人でサプライズパーティー予定してるんだけど、更にサプライズで美優登場♬をしてもらおうと思って♡」

「なるほどー。じゃあ前から言っておいてくれたらよかったのに」

「まー急な思いつきって事でね♡…それより美優、汗だくだね」

沙織が私の姿を見て言った。

「誰かさんが急いでってゆーから何事かと思って走ってきたんです。」

私が呆れたように言うと飾り付けが終わったらしい良平が

「シャワー使っていいよ。でも拓馬がきちゃうから早くね!」

と言ってくれた。

すると沙織が

「タオルとかは用意しておくから急いで入っといで」

と言ってくれたのでお言葉に甘えシャワーを浴びることにした。

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