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狼になる瞬間
第9章 拓馬の誕生日
「んー♡やっぱり美優は巨乳♡肌もすべすべー♬」

沙織が満足したようにうなづいた。

「変態かっ!!沙織、いったいなんなの!?こんなことして」

私が怒りながら訴えると

「まーまー。拓馬くんへのプレゼント!やっぱり考えたんだけど美優しかいないよねーってなってさ。だから協力してよ!お願い♬
今度なんかおごるから♡」

沙織が必死に、かつ楽しそうに頼んでくる。

「協力するのはいいんだけど、この状況は何?!手錠外してよー!」

「うーん。外してもいいんだけど美優動かないでいられないと思うからー」

と沙織と話していると、荷物を抱えて良平がやってきた。

「え?きゃーー!!見ないでっ!ちょっと沙織!!」

部屋に入るなり良平は美優の姿をまじまじと見た。

「良平!あんまりジロジロ見たらダメ!!美優ごめん。時間ないから良平にも手伝ってもらわないと…そのかわり!良平が変なことしないように見てるから!!」

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