この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ひと夏の恋……そして……
第16章 すれ違う気持ち

「いえ……もしかして、先ほどの事で変な誤解をさせてしまったんでしょうか?だったら申し訳ないことをしてしまいました。ただ前に進むための言葉が欲しいと言われただけなのに勝手に抱きしめてしまって……それにキスまでしてしまって。……明日にでも誤解を解きに行きましょうか?」

「それはやめてください。余計に誤解をさせてしまいますから」

これ以上、話をややこしくしたくなくて断った。
それに拒まなかった私の責任でもある。

「佐伯さんのせいではありません。それは私も願ったことですし、受け入れたのは私ですから。……最後に和泉に抱きしめられたような気がしてうれしかったんですよ。私たちの最後は触れることも抱き合うことも、ましてやキスをすることもできなかった。ただ声を張り上げ想いを伝えることしかできなかったんです。だから最後に抱きしめられて、やっと前に進めると思えたんです。――これからは私と夏樹の問題ですので気にしないでください」


/610ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ