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没落お嬢さま
第52章 エピローグ
さすが、母親の愛は侮れなかった。
亮生の母は、すでに、もう何日も前から、亮生といずみの関係を疑い始めていたのである。
いずみが、屋敷の厨房から、内緒で高級蜂蜜を全て持ち出していた事と、亮生が、なぜか手錠のオモチャ等を購入した事から、母の勘は、完全に確信にと変わったのだった。
そして、彼女は、あの日、ついに亮生の部屋への抜き打ち調査にと踏み切ったのである。
部屋の中では、亮生といずみの二人は、ろくでもない事をしていた。
彼女の悪い予感は、見事に的中したのだ。
しかし、一番の最悪の事態だけは回避できたのは、不幸中の幸いだったのかもしれない。
と言うのも、亮生の母たちが部屋の中に突入した時、亮生は、まだかろうじて、急所を破壊されてはいなかったのである。
か弱い女性の握力だけでは、男性のタマを確実に潰すのは、やはり難しかったらしい。
とにかく、亮生は生殖能力を失う事もなく、数日ほどの治療で、すぐ元の体に回復する事ができたのだ。
一方のいずみは、その夜のうちに、屋敷からは、着の身着のままの状態で、追い出されてしまった。
文字通り、永久追放されてしまったのだ。
実際、亮生やその関係者は、のちに、いずみの姿を見る事は二度となかったのである。
亮生の母は、すでに、もう何日も前から、亮生といずみの関係を疑い始めていたのである。
いずみが、屋敷の厨房から、内緒で高級蜂蜜を全て持ち出していた事と、亮生が、なぜか手錠のオモチャ等を購入した事から、母の勘は、完全に確信にと変わったのだった。
そして、彼女は、あの日、ついに亮生の部屋への抜き打ち調査にと踏み切ったのである。
部屋の中では、亮生といずみの二人は、ろくでもない事をしていた。
彼女の悪い予感は、見事に的中したのだ。
しかし、一番の最悪の事態だけは回避できたのは、不幸中の幸いだったのかもしれない。
と言うのも、亮生の母たちが部屋の中に突入した時、亮生は、まだかろうじて、急所を破壊されてはいなかったのである。
か弱い女性の握力だけでは、男性のタマを確実に潰すのは、やはり難しかったらしい。
とにかく、亮生は生殖能力を失う事もなく、数日ほどの治療で、すぐ元の体に回復する事ができたのだ。
一方のいずみは、その夜のうちに、屋敷からは、着の身着のままの状態で、追い出されてしまった。
文字通り、永久追放されてしまったのだ。
実際、亮生やその関係者は、のちに、いずみの姿を見る事は二度となかったのである。