この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
没落お嬢さま
第52章 エピローグ
亮生は学校を全て卒業すると、さっさと所帯を持たされる事となった。
どうやら、彼がまた変な虫に引っかかったりしないようにと言う、親の懸念も働いた為だったらしい。
何はともあれ、亮生は、若くして、立派な夫婦となったのである。

相手は、彼の親が交流関係にあった、さる財閥の令嬢だった。
その娘は、速攻のお見合いで決められた結婚相手にしては、なかなか優秀で完璧だったのである。

彼女は、たいへん美しく、上品で教養があり、性格もとても善良だった。
特に、夫となった亮生の事を、本当に一途に純真に愛してくれたのである。
何しろ、亮生からプレゼントされた婚約指輪兼用の結婚指輪を、たいそう喜んで、結婚してからは絶対に外さずに、入浴する時ですら薬指にはめ続けていたぐらいなのだ。

これほど愛されて、亮生もさぞ幸せだったであろう、と言いたいところなのだが、実際はそうでもなかったようなのだった。

なぜなら、この新妻は、真面目で、潔癖すぎるあまり、子作りと言う名目がある時しか、自分の体は亮生に触らせなかったからである。
どうにかセックスにこぎつけたとしても、せいぜい挿入行為しか許してくれなかったのだ。

これでは、いくら精力の弱い亮生でも、あまりに物足りない、と言うものなのである。
/215ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ