この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
没落お嬢さま
第17章 第十六夜

  第十六夜

そして、旅行が終わった日、亮生の一家は、その日の昼間のうちから、屋敷へと帰ってきた。

旅行帰りだと言うのに、彼らは、ちっとも落ち着こうとはしなかったのだ。
今夜は今夜で、この屋敷内で、亮生の為に、豪勢な誕生パーティを開いたのである。

いずみも、使用人の一人として、そのパーティの準備には、たっぷり使役されたのだった。
全く、慌ただしい一日となったのである。

パーティが終了して、ようやく静かになったのは、真夜中近くになってからだ。
その時分に、いずみは、急に亮生の部屋へと呼び出されたのだった。

いつもの夜9時からは、はるかに遅い時間である。
夜食も持ってこなくてもいい、と言われたのだった。
いずみは、身一つで、亮生の部屋に顔を出したのだ。

中では、上機嫌の亮生が待っていた。
彼は、すでに堅苦しい礼装は脱いでしまい、ラフな姿になっていた。

渡航帰りの上、今夜の主役として、たっぷり持てはやされていた為、彼はだいぶ高揚していたようだった。
赤らんだ顔も、まだ、そのままなのである。
/215ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ