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女子大性日記 (フェチでソフトなSM短編集)
第3章 紗季 2年生 深夜バス
此処は長野県白馬村、大学テニス部の合宿のメッカだ。
まだ日中の暑さが残る、夜の22時・・
バス停に、小さなバッグを持つ女の娘の姿があった。

「よぉ、紗季じゃないか? どうした、こんな時間に1人で?」
180cmの長身、引き締まった体に、日に焼けた渋い中年の男・・
男子合宿に来ていたのか? OBの淳だった。
「あ、淳先輩っ、こんにちは・・私、明日の学連会議の為に戻るんですが、バスに乗り遅れて・・」

「んっ、次は1時間後かっ? 俺も一緒だし、それまで、そこでっ」
(えっえっ・・淳先輩と、2人っきりで・・夢、みたいっ・・)
既に40歳だが、女子部員の憧れの的、淳・・

白馬にしては洒落た店だった・・
カップル用か? 背凭れの高いシートが並んでいる。
中央のダンスフロアでは、若い男女が数組、ポップミュージックに合わせて踊っている、まるで渋谷のノリだった。

「まだ19だっけ? 今日だけっ、内緒だゾッ、2人の秘密なっ・・」
そう言って、カクテルグラスを合わせてくる淳・・
2人の秘密・・
その言葉と、カクテルの酔いで、顔と身体が火照り始める紗季・・

次第に密着する2人の身体、会話はいつか、紗季の身の上話に・・
半年付き合った彼氏と、別れて3ヶ月の紗季、寂しい胸の内を淳に打ち明け、グラスを重ねた・・

その時、BGMが変化した・・
スローバラード・・
見詰め合う2人が、手を取り合ってフロアに向かった。


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