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アンケート御礼小話詰め合わせ(_ _)
第3章 近頃都で流行るもの(スグリ・サクナ)
「ばかっ!えっちっ!!まだそんなに濡れてな、いっ……んっん!」
「そんなに濡れんのも時間の問題だったな……お前はもう少し頭を使え」
「ふ、ぇ、え?」
「ローゼルならそいつぁ隠れたろうが、お前じゃ丸見えだぞ?当たり前だろうが」
「ひんっ?!」

 ぴん、と痛いくらい尖っている胸の先を弾かれて、スグリの中はサクナの指をきゅうっと締め付けました。

「……こいつでどんだけ布が持ち上がると思ってんだよ」
「っゃ、あ、そこ齧っちゃやぁあ……レース破れちゃうっ」
「あ?」

 スグリの抗議に、胸に被さっているレースごと胸を口に含んで楽しんでいたサクナは、不機嫌極まりない顔になりました。

「こういうもんは、破く為に有んだろうが」
「だめっ!!……だってっ」
「今日のお前は『だって』ばっかだよなあ」
「だって、これはっ」

 仕方なく片方の肩紐を外すサクナに、「だって」が追加されました。

「だって……これは、取って置きの特別な日に着て見せたいって思ってたのにぃい……」
「……お前の頭は、本当に可愛いだけだよなあ……」
「……へ?」

 しばらくぼーっと考えて、これはもしや馬鹿にされているのかと気付いたスグリはサクナを睨み付けました。

「もうっ!なによっ!!」
「んな綺麗でエロいもんを貰っちまったら、貰ったその日が一番特別な日に決まってんだろが」
「……へ?」
「それになあ」

 サクナは自分の部屋着も肩から落とすと妻をぎゆっと抱き締めて、髪に口づけを落としました。

「……いつ何を着ようが中身が特別だったら、そいつはいつでも特別だ」

 こうして果物園の園主夫妻は、なんでもない平穏な特別な日を、翌日の朝まで楽しんだのでした。

      【おしまい。】
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