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セックス家族
第1章 7月1日10:00~10:40
「はい、はい!」
おやじが、飛びつくようにインタホンに出た。
「あ、入ってくれ。門も玄関もカギは開いてる」

おやじは、振り向くと
「ケンジも、来い」
寝ぼけまなこをこすりながら、僕は、玄関ホールへ。

玄関のドアが、カチャっと開いた。
「おじゃま、しまーす」
女子の声が、した。

ぞろぞろ、ぞろぞろ。
たちまち玄関は、人であふれた。
狭い玄関に、4人の女子。

僕は、目が点になった。
4人とも、すごい美形ぞろいだった。

1人だけ大人で、僕と同年代くらいの女子。背は、僕と同じくらいで、黒髪ストレートロングで、そしてうわっ!と驚くほどの巨大な胸…爆乳だ!
あと3人は、子供で、中学生くらいだ。3人とも、アイドルみたいなかわいい顔をしている。3人は、顔がよく似ている。おまけに3人ともショートヘアで、3人とも同じ服だ。見分けがつかん。クローン人間かと思った。

「今日から、よろしくお願いしまーす」
4人の女子が、いっせいに叫んだ。
「はい、こちらこそ」
と、おやじが。
え?

「あ、ケンジくん、ですか?」
同年代くらいの女子が、話しかけてきた。
「はい、そうですが」
「今日から、ケンジくんのお母さんをします。よろしくネ♡」
はあーっ???

「あのうーーー♡」
3人の中学生くらいの女子が、一斉に声を出した。
「ケンジお兄ちゃん♡今日から、よろしくお願いしまーす。ケンジおにいちゃんの妹として、がんばりまーす♡」
はあーーーっ???
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