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第8章 初デート

突然グイッと胸元の下着を下ろされ、
プルンと露わになる二つの膨らみ。

それと同時にTバックの紐を解かれ、
見事に大事なところが空気に晒されてしまった。


「く、くろちょっと待って！これすごく恥ずかし…んぅ…っ」


必死に抗議するも、
それを黙らせるように彼が私の唇を塞いでくる。

舌を絡めながら、媚薬のような唾液を飲み込んで。
焦らすように乳輪を指でなぞってきた。

…もっと強い刺激がほしい。


「ん…あ……、んぅ…っ」
「ちゅっ……は、可愛い、ここ欲しいの…？」
「んぁあッ！」


突如ピンッと弾かれる乳首。

それでもそれ以上の刺激はくれなくて、
淫らな欲望がどんどん膨れ上がる。

懇願するように彼に視線をやれば、
さぞ楽しげに私の頬をなぞってきた。


「は…、すげぇいい顔してる…。快感が欲しくてたまらない顔。」


ゾクゾクするような、嗜虐的な笑み。
それだけで身体が切なく疼いてしまう。

彼は丁寧に乳輪だけをなぞり、
私の欲しいところに触れる気配がない。


…経験上わかる。
これは私が折れなきゃダメなやつだ。



「…ね、くろ…お願い、触って……？」



観念しておねだりすると、彼は私の言葉に頷きながら
そっと優しく頭を撫でてきた。


「うん、いいよ。どこ触ってほしい？」
「……この、ぷっくりしてるとこ…。」


そう言いながら、彼の手を乳首の方へ持っていく。
口にするのは少し恥ずかしかったから。

すると、彼は柔らかく微笑み、そして。






「仰せのままに。」



「ぁぁあっ！」





乳首を指で摘んで思い切り擦ってきた。

待ちわびた甘い刺激。
腰がビクビクする。

彼が私の背中に手を回して抱き込めば、
身動きも取れず、されるがまま。

あぁだめ、興奮する…。


「ほら、舌でされるの好きなんでしょ？」
「アッあぁっ！んぅ…っん……っ」


片方は指で。もう片方は舌で嬲られ、
背中がピクピクと小さく跳ねる。

熱くて、気持ちよくて。
なんだか乳首が溶けてしまいそう…。

途中指の刺激が止んだけど、
そんなことを考える暇はなくて。


彼の舌による甘い刺激にひたすら酔っていると、
ふいに低い振動音が鳴り響いた。






「ほらユイ、もっと溺れて…？」


「え…？」