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海猫たちの小夜曲
第7章 被虐の目覚め ~潮風と白い素足の少女②~
「実はもうすぐ、時間帯指定の宅配便でサイドボードと本棚が届くんだ。もし、配達員に、この部屋に持ってきてくれ、って言ったら、どうなると思う?」
「ええっ!……そんな……」
 耳元の先生の言葉に、わたしは驚愕した。
 先生は、わたしのこんなあられもない姿を、宅配便の人に見せるつもりなのか。

「遥の顔はアイマスクで見えないから、誰だかは判らない。だけど、遥の綺麗な体は舐めるように見られるだろうね。張りのある大きな乳房や、すらりと長くて肉付きのいい足、欲情をそそる大きなお尻も、遥の体は、たっぷりと目で犯されるんだ。」
 先生が耳元でささやきながら、わたしの秘部をねっとりと指で掻きまわしてきた。

「……ああっ!……でっ……でも……先生……」
「ふふ、遥の顔は見えないんだ。どれほど乱れても気にすることはないさ。」
 先生のささやきに、わたしは自分の昂りを隠せなかった。

 視界も奪われ、手も縛られて、見も知らぬ人に裸を見られる、という状況を想像すると、狂おしいほどにマゾヒスティックな悦びが沸き上がってくる。
「ふふ、遥のここが、すごく悦んでいるな……そんなに見られたいのか?」
「……ああ……見られたい……わ、わたしの、エッチな体……見てほしいです……。」
 蕩けた声で、わたしは先生に答え、さらに指での愛撫を求めた。

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