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狂った果肉
第25章 恥界への一歩
 風呂に入り、身支度を済ませてタクシーで祭場に着くと姉の身体が震える…
 一樹怖い…大丈夫だ父さんが待ってるんだからさぁ~姉ちゃん行こう…!

 祭壇の部屋に入ろうとすると、母の声と海藤幹事長との会話が聞こえ裏側に周り二人の会話を訊いていた…
 美伽は一樹を止め!戻ろうとするこの上、母の犯される姿など見たら立ち直れ無いが母は、もう一人の女性と海藤を追い返した…
 あのママが…3日間泣き続けて居たママが戦っていた…。

 美伽は、歩みを進めママご免なさい…大変な時に私…
 香樹実「美伽来たのねパパに会いに…喜ぶは、パパの此れからは、ママに任せなさいパパの出来なかった事を引き継ぐから一樹もね三人一緒にね…。」

「麻里さんも手伝ってくれるのだからママは、大丈夫一樹と美伽はママが守るから~♪」
 美伽、いいえ私も戦うからママ、もう弱音を吐かないわ逃げ無い…どんな事も耐えられるはきっと…。

「麻里さん悪いんだけど、此処をお願い致しますそれと美伽に私の喪服を着付けして、頂けるかな?」
 良いですが、まさか奥さん、あのシースルーの喪服を着るのですか?
「そうよ、逆らう訳には、いか無いからね大丈夫よ…」
 はぁ…はい解りました此方は、お任せ下さい。

 斯くして、葬儀が始まった…来客は、三千人近くにも及び3日間続けられ、3日目の最後に、パパの支援者と後援会関係者、婦人会、そうあの御披露目会に出席した顔ぶれだった…

 その中には、幹事長の海藤と梶山選対本部長に党の上層部も参列していた…母の値踏みの為の男達が多数を占める中、母が喪主として挨拶に立って居た…。

 本日は、亡き夫の意志を継ぎ国選に立つ決意を表明すべく皆さまにお集まり頂いた事にお礼申し上げます…。
 立候補する私くし 橘 香樹実の為、今一度ご支援頂ける様宜しくお願い致したくご挨拶させて頂きます…

 香樹実は、この2日間通常の喪服姿だったがこの日は、シースルーの喪服に下には、亀甲縛りの縄化粧されて居た…母が各来客者に挨拶回りをする…
 要は晒し者だった支援者達の為に、身体を張ると覚悟を見せると言った名目で恥ずかしめる…
 支援者と言う寄りも出資者で有りスポンサーだった…。

 一般支援者は、一人も無く支援出資する者は、何処を触っても良いしない者はノータッチと言った具合に影では性自華と呼ばれ、女性蔑視の象徴で在った…。
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