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狂った果肉
第25章 恥界への一歩
 香樹実は、ゆっくりと出資者達に挨拶をして周り…
握手を交わし至って紳士的対応される出資者も多かった、理由として高額出資者のみの参列で有った事と夫の葬儀と言う名目状体面を気にしての事も少なく無い…
 比較的常識の範囲での挨拶周りだが、勿論好奇の視線に晒されて居るのは、変わらない…。

 中には、あから様に胸をまさぐり喪服の裾、袂から手を差し入れ、その肌触り、手触り、前後の穴を楽しむ者も少なからずいる政治関係者が多いと感じた…
 出資者では無い派閥関係者なのだが香典代わりにお触り代と称し喪服の中の縄に万札を挟んで行く者…
 政治家の下衆の多さには、改めて驚かされる香樹実だった…。

 この国の政治が如何に腐っているかが伺える、その中で生き抜かなければ行けないのだと改めて決意を堅める香樹実に御前様が声を掛けた…。
どうかね感想は、?
「はい…出資者様よりも政治関係者の色目が多いのには少々うんざりって処ですか…」
 笑い…そうか控え目に言っても腐ってるって事かね?
  頷く香樹実…。
良いだろうご主人えの出資をその間々、奥さんに出そう…改めて、三友グループ十五代総帥 三条 光政だ宜しく橘 香樹実さん魑魅魍魎の世界へようこそ♪︎女性の貴女にとっては、恥極かも知れんが覚悟は、出来た様だな…
「態々自ら足を運び頂き有難う御座います」
 女の業を楽しませて頂き出来れば、新たな道を開く様に励む所存です宜しく御指導お願い致します…。

 ほぅ~先だってお見掛けした時より化けましたな~強かに…美しく磨かれて、ご主人も誇りに思うだろう♪︎
選挙に勝った後の最初の課題は、解るかね?

「派閥の選定ですか?」おぉ~香樹実さん大正解じゃ
「やはり女性の身では、無派閥で様子見とは無理でしょうか?」
成る程、其処まで考えているなら困難では有るが上手く立ち回れば高く自分を売り込む事も出来るだろう…

「女を使うと言う事ですよねぇ~」
まぁ~一番の武器だが諸刃の剣じゃ使い処を間違えば易く値踏みされてしまい、持ったいぶると潰れる…。
 問題は、誰に高く売るかとタイミングだが一番難しいのは雑魚の捌き方だ邪険にすれば道を塞ぎ邪魔をする、かと言って一々構うと馬鹿を見る…。
 そうじゃな香樹実さんが言った女の業を楽しむ位が最初は、良いのかも知れないのう~では、何時でも相談に乗るよと名刺を貰い受けた…。
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