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狂った果肉
第25章 恥界への一歩
 選挙が始まり、香樹実が思っていた以上に海藤派が応援協力に力を注いでくれた…。
 初日から演説応援に黒石代理が付き添い、遊説に迄参加し選挙終盤最後には海藤幹事長自ら応援演説に奔走したのだ此には後援会も驚いていた。

 選挙中盤戦は、党三役代理の二人と副官房長も応援演説に協力して貰え新人としては異例な応援協力のお陰で香樹実は、トップ当選を果たした…。

 選挙事務所は、大いに湧き活気がみなぎって要た各方面からの祝電に、派閥会派からの面談の連絡が届けられていた…。
 そんな中、海藤幹事長から直接連絡が来た…
当選おめでとう…私が応援に出たのだ当然だが圧倒的なトップ当選とはな、君の評価も高い…で他の派閥から誘いが有ると思うが全部受けろ!

「えっ?其はどう受け取れば良いのでしょか?」
その間々の意味だよ、私が思って居たより君は優秀の様だ、私の尻尾を握った様に各派閥の長の尻尾を掴め出来る範囲でな…。
「その上で、海藤派に入れと言う事ですね!」
そうだ、君にも大いに役立つだろうし勉強にも成るだろうよ…。
「随分と、考えが変わった様に思えますが…」
あぁ~中々鋭いな…黒石からの進言だ…。
「畏まりました!」うむ…

 海藤は、内心は面白くなかった、トップ当選は良くも、悪くも恩を売れないばかりか香樹実の実績に確実に箔を付けて他の派閥も注目する上に仮に他派閥に取られたら自分達の弱味を握られてしまう非常に厄介の種に成るからだ…。

 数日後初登院の赤絨毯の上、議員バッチを胸に歩く香樹実の姿がテレビ画面に映されていた…。
 香樹実の瞳は、微かに憂い貴方が歩く筈だった赤絨毯の上を今私が歩く第一歩よ胸のポケットの中には、一臣の写真が入っていた一緒に私を支えて貴方…。

 その影で、あれが未亡人のトップ当選の女かぁ…確かに良い女だ性界へようこそ、楽しみだな~♪
 香樹実を舐める様に眺める影達は、二世、三世で構成された若獅子会派の面々だった。

 美伽、一樹は新しい事務所で、後援会、婦人会の人達と母の晴れ姿を観て感動に浸っていた。
 凄いよね母さんがテレビに映ってるよ姉ちゃん!
そうね、本当に夢みたいに思えるね一樹!

 麻里現実ですよ此れから益々忙しく成りますよ皆さんも美伽さん達も気合い入れて下さいよ♪︎
 垂水会長、そう言うお前が気合い入れ過ぎて、空回りするなよ!笑 笑…
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