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はなむぐり
第4章 誘う香り
痙攣が収まってから舌を抜くとどろりとしたとろみのある愛。
力が抜けた両手を一度離して両膝をまっすぐにさせて下ろし、お腹と両脚のつけ根にくっきりとついたショーツのレースのあとを舐めた。ぴたりと閉じた花は静かに眠り、乱れた茂みを指で元の逆三角形に整えた。
「はあ…はあ…ぅ…」
「蜜樹」
ぼうっとしている蜜樹の顔に張り付いた髪をよけ、半開きの唇をなぞった。
「おじさん…」
「蜜樹」
「す…き…」
そう言うとゆっくり目を閉じ、静かに寝息を立て始めた。
「蜜樹…愛してる。可愛い可愛い私の蜜樹」
眠る蜜樹に覆い被さり、首筋に鼻を埋めた。
好きだ。
こんなにも愛しい人を私は手放せるだろうか。
耳に唇を寄せて、何度も言った。