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はなむぐり
第8章 花に包まれる
乳房からお腹へ唇と両手を這わせていき、厭らしい女の香りがする出所へと。毛先が濡れていて、人差し指と中指で花びらを割り開くとすでにぬるぬるとしていた。すぐに顔を埋めて太ももを掴み、舌を奥まで突っ込んで昨晩の痕跡を探す。私を締めつけた肉壁は熱くうねっていて、もっと先にある奥を私は何度も突いたのだと再認識する。
「うぅっ…んっふぅ…ぉわぁ…」
腰をくねらせながらTシャツを脱いでいる蜜樹を見上げながら啜る蜜は高級な蜂蜜よりもまったりとおいしく、くせになる。乳首がつんっと突き出た乳房が現れ、Tシャツを脱ぎ捨て艶のある裸体になった。
「あぅんっ…いやっ…ああぁっ」
肉壁をぐるぐると素早く舌で掻き回すと蛇のように身体をくねらせてよがる蜜樹に、ペニスがぴくぴくと反応を示す。
舌に流れてくる蜜に興奮した私は両脚を高く持ち上げて、赤ちゃんのオムツを替えるような体勢に変えた。開閉を繰り返す花びらと菊の花も見え、何より蜜樹の表情を見下ろせる。
「智さんっ…ああぁ!あうっ…あぁうっ!」
淫らな水音が響き渡り、割れ目から蜜が溢れる穴を幾度か往復させてから穴にしゃぶりつく。下腹部がひくついて両足の指が閉じたり開いたりをしている。
「はーっはーっあっ!」
膨らんだ種をチュウチュウと吸うと目を見開いて舌を出し、腰ががくがくと揺れる。唇を離して身体を横にさせた途端に陸に上がった魚のようにびくびく跳ね上がり、蜜樹は絶頂に達した。うつ伏せになり、余韻に身を任せている身体に口づけを落としていく。
「智さん…あぅ…んふっ…ひゃぁ」
朝日に照らされた身体はさらに美しく、うなじから肩甲骨、背骨をたどりながらお尻にも。口づけを落とされるたびに可愛く声を上げ、足の指を一本一本舐めるとまた絶頂へ。
口の中は蜜樹でいっぱいで、枕元に置かれたままの予備のコンドームの封を切って勃起しているペニスにつけた。蜜樹を仰向けにさせて脚を開かせ、花びらに咥えさせて深く沈めた。目を瞑って吐息混じりに私を呼んだ。収縮を繰り返す中に腰が震え、蜜樹を包みこんだ。背中に両手が回され、お互いの鼓動が肌を通じて感じる。
隙間なく繋がっていて、私を受け入れる花はいつも優しい。
唇を重ね、離してまた重ねる。
「動かないで…もっと深く感じていたい」
「うん。もっと中にいさせてほしい」
繋がったまま、お互いを感じていた。