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第1章 ここは地獄の『煩悩寺』！

この寺では食事、就寝、朝起きる時などは鐘が鳴るようになっている。

そして、ひとたび鐘がなれば、美女たちがどんなエロトラップを仕掛けていたとしてもストップして、食事なら食事処、就寝なら自分の部屋にと決められた場所に行かなくてはいけないのだ。

つまり、この瞬間は必ず逃げ出せるということ。

「よしっ！」と力強く喜びの声を漏らせば、目の前のモデル美女は欲求不満たっぷりのしかめ面をしてゆっくりと立ち上がる。

「この奥手坊主！」

急にドＳさ丸出しになった彼女は、怒りの言葉とは裏腹に、ビチョビチョに濡れた大事な部分を突然顔へと押し付けてこようとした。

それを「危ない！」とスパイ映画さながらの動きで、俺は銃弾を避けるがごとく咄嗟に回避する。

こんなところでまだ俺は、ドロップアウトするわけにはいかないのだ！