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第2章 これぞ本当の『女体盛り』！

モデル美人のトラップを乗り切った俺は、海からの遭難者のように、ヘロヘロの状態で食事処へと向かった。

おそらく、性欲を抑え込むには相当なエネルギーを喰うのだろう。

美女から逃げ切ったという安心感が広がると同時に、急速に腹の虫が大声で鳴く。

「これでうまい飯が食える……」

あれだけのトラップを、男でありながら勃起せずに乗り切ったのだ。さぞ米粒一つでもうまく感じるのだろう。

そんなことを一人思いながら食事処の襖を勢いよく開けた時、俺は目の前の光景に思わず絶句した。

「おかえりなさいませ！ ご主人様！」

ここは合唱コンクール場かと思うぐらい、女性たちの活き活きとした声が一斉に耳に届いた。

が……

「な、なんだこれは……」