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幼馴染以上恋人未満
第3章 してもイイ?
弥生と付き合って一ヶ月がたつ。
なのに例の件以来一度も触らせてくれない。
もっと、弥生に触れたいのに。

やっぱり好きなんて、嘘だったんだろうか?
そんな考えが頭を巡る。
考えないようにしよう、と思えば思うほど、
心は痛む。

他の男には触らせるのに...。

俺は弥生と下校している時、ふと、呟いた。

「なんで...?」

「へ?」

突然の質問に弥生はキョトンとする。
それを無視して続ける。

「弥生、俺の事好きじゃないだろ。」

「は!?」
弥生の顔が赤く染まる。
そして、怒りの表情に変わる。

「お前、何言ってるの?本気で言ってるの?」

俺は頷く。

とたん、弥生は怒っていたのに、悲しい表情になる。
そして、

「馬鹿!!」

といって、逃げ出した。

「弥生っ!?」

俺は状況の分からぬまま、弥生を追いかけた。
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