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第6章 実地レクチャー

　武藤から連絡を受けたのは一週間後だった。

「今度の休日の午後５時にＳ駅の券売機に来れる？
そこからすぐの場所だから。
オイルなんかも使うので治療しやすい服装でね」

　実際に女性を用意してレッスンするらしいが、いつもの俺なら、どんな女だろうか？
とか、本番は有りなのだろうか？
とか下心一杯の妄想を膨らまして、肉棒まで膨らませるのだが、今回ばかりはそんな気は起こらなかった。
　
　今回の目的は、店トップの売り上げを誇る武藤のテクニック、客のあしらい方を学び、俺の問題点を補正するのが重要課題だ。
肉棒おっ起てて武藤の信頼を失い、呆れられたら事だ。
とにかく今回は真摯に取り組まなければならない。