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社長息子は受付嬢を愛慕う(仮)
第7章 女子トーク(仮)

◇◇◇

「…………」
「あぁ、やはり来たね」
「どういうつもり?」
「言ったまま。彼女に興味が湧いた……かな」

まだ課長だが、ここは重役ルームの一室。
人目を盗んで、ここまで来たが……。

「それは本気……」
「君がそうと共に、僕もそうなのを忘れていないか?
見ていたのは同じこと」
「……それは」

綺麗に調えられた室内。
その奥の広いデスクに座っているのと、こそこそ入って来た自分。
分はこちらが悪く苛々するけど、問題はそこじゃない。

「僕が用意しなければ、君の今は無かった。
とすれば、君も僕に付き合うのが当然と思うけどね」
「彼女を使って……。
自分の性癖を晒す」
「どちらが性癖なんだい?」
「……好きで……」

言い返せない。そして言われたことも本当。彼女のために……。

「本気になったら、君からでも奪う。それだけは念頭に置いて欲しいな」
「……約束が違う」
「僕は引こうとしていたのに、巻き込んだのは君。
だから行動に移す、それがいけないこと?」
「…………」

頼らなければ……。
あの時、頼らなければ彼女を諦めてくれたのに、種を撒いてしまったのは……。
守れるだろうか彼女を、この性癖から。

「用はそれだけかい?
見つかると不味いのは君のほうだと思うけどね」
「分かってる、今はまだ……」
「そう思うのなら戻ったほうがいい。時々うるさいのが来るからね、この部屋は」
「…………」

怒り心頭で来たけど、逆に諭された。危ない爆弾つきで。
まだ勝つことなんて出来ない、悔しいけど。
苦虫を噛みつつ、言われた通りに部屋から出た。

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