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喪服奴隷・七菜
第9章 野外性交
人に見られるかもしれないというスリルは、ときとして激しい欲情を生む。
脳内のアドレナリンが大量に分泌されて、過度の興奮状態になるのだ。
七菜は恥ずかしいという気持ちが、強くなればなるほど神経も昂るようだ。
あれほど凌辱されたのに、また絶頂を迎えようとしていた。
省吾は両手でしっかり腰を掴み、時折乳房を鷲掴みしてくる。
省吾にしても野外での行為は初めてで、いまにも膀胱が破裂しそうになっている。
「出すぞ!」一声かけて乳首を握りつぶす。
七菜の身体に稲妻が走る。
電気ショックを受けたように痙攣させると絶頂を迎えて
ハンドルにうっ伏してしまった。子宮に大量の精子が流れ込む。
省吾は中腰になったまま何度も腰を打ちつけて、最後の余韻を楽しむ。

ふと外を見ると歩道に人だかりができている。
誰かが言い出したんだろう。
指でこちらを指し示しながら、なにやら談笑している。
七菜の髪の毛を掴んで頭を上げさせ「おい、外を見てみろ」と耳元で囁く。
薄目を開けるが、視界がぼやけている。
だんだん焦点があってきたと思った瞬間、身体がカッと燃え上がる。
『いやぁぁぁーーーー』慌ててハンドルの下に潜りこむ。
省吾はヘッドランプを点灯させ、ハイビームに切り替えてクラクションを鳴らす。
こういう時のベンツは実に便利だ。中に誰が乗っているかはわからずとも
「ヤバい」と感じたやじ馬は、蜘蛛の子を散らすように逃げて行った。

省吾は後部座席からティッシュを取り出すと
うずくまっている七菜のお尻から手を入れて、中出しの残滓を拭き取ってやる。
七菜を助手席に座らせて、スカートも戻してやると
「早くブラウスを着なさい。今日は疲れただろう。
マンションまで送ってあげるからゆっくり寝るがいい」
と優しく声をかける。
七菜はようやく悪夢の1日が終わったんだと実感するとともに
省吾の優しさに初めて触れた想いがした。
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