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裏切りの幼なじみ
第10章 愛しいから、縛りたい
「強いわ隆志さま……熱くて、硬くて、深くて……最高ぅぅ」

(施術だけが隆志さまを強くさせたのではないのね)

肩から上腕、胸筋と腹筋……短期間で少年の身体はビルドアップされている。自ら強い男になろうと努める彼の意志を、由梨は全身で感じ取っていた。

「隆志さま……わたしにください、強くて神聖な、遺伝子を……」

「まだイケ、もっとイケ……俺はそのあとを追う」

「これ以上突かれ続けたら、ホントに、死んじゃうっ」

恥音を奏でる二十九歳の美尻が上向きに晒された。腰を浮かされ、深刺しがさらに極まる。

「はぁぁあひぃっ、ひぃ……ぃ」

膣内を抉る角度も変わり、新しい愉悦が女体を染め抜いていく。

ぐちゃ、ぐちょっ、くちゃっ……ベッドの軋みと性器の躍動、由梨の喘ぎ。すべての音が重なり、荘厳なエロスを醸す。

「ひっ……うっ、う……」

恐ろしく淫らな顔に違いない。同性にすら見せてはならない恥顔。遠のく意識の中で、ドアの隙間を見やる。立ち尽くしていたはずの奈津子が、しゃがみ込んだ姿勢で見ていた。

『ちょっとした勇気で人生って変わるのよ。驚くほど短期間にね』

奈津子はよく言っていた。その通りだ。男嫌いの美しき処女医が、あっという間に隆志専用の淫乱女へ……。

(見てください、奈津子奥さま……おかげさまで、わたし、こんなにエッチになれました)

女っぷりを曝け出し、恩人に見せつける女医。ついに時は訪れる。

「由梨っ、もう、限界だ……出るぞ、大量に……」

暴れる剛棒に絡み付く女の執念。太茎を最奥に抱き締めながら、共に果てたい。

(あ、ああぁ、あ……受胎しちゃう……隆志さまの……赤ちゃん……)

さんざん泣かされた子宮口に夥しい精液が注がれる。ドクッドクッと脈打つ肉茎が神々しいまでの熱を放ち続ける。

「わたし……女に生まれてしあわせです、隆志さま……」

光に包まれた真っ白な心で、由梨は脱力し、法悦に浸った。

      *     *     *

「ダメよ隆志くん……やめて、変態みたいなこと……」

「ド変態女の奈津子に言われたくないね。こっそり覗いてオナニーしてたんだろ」

「し、していませんっ……」

隣室の壁に耳を当て、由梨は戸惑うばかりだ。

(あぁ、隆志さまがお怒りに……このままでは奥さまが……)
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