この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
裏切りの幼なじみ
第12章 バースデーサプライズ
「でも、わたしたち、彼女にヒドイことしちゃったし、会わせる顔がないわよね……」

客間には隆志と葉子のほかに誰もいない。ここでしか交わせない会話だ。

「それは、心配ない。プレゼントとして連れて来るからには、ある程度仕上がった状態だろう。万が一、また生意気な態度を見せたら、俺がきっちり仕上げてやる」

「し、仕上げるって……?」

二度と逆らえない状態まで堕とす。調教への決意を隆志は表明した。

ノックもなくドアが開き、カツ、カツ、と高圧的なヒール音を響かせながら若い女が近づいてきた。ストレートの長い黒髪。鋭い眼光に高慢な立ち姿。目の前の相手を圧倒する美しさと高貴さは、より鋭角的になっていた。

(予想通りのお出ましか。いいねぇ、その態度。それでこそ美由紀だ……)

「はやく連れて来なさいよ!」

高圧的な命令を美由紀が発すると、名も知らぬ裸の女の子たちが台車を押しながら客間に入ってくる。台車には、無様に裸体を縛られた由梨と奈津子が載せられている。

女の子たちを合わせ、計十人の女と一人の男が一堂に会した。

「ごめんなさい、隆志さま……サプライズ、失敗しちゃいました」

涙声で由梨が謝る。

「改心させて、四人目の奴隷を隆志くんにプレゼントするつもりが、逆に娘に縛られちゃったのよ。ダメな母親でごめんなさい……わたしが甘かったわ」

「充分だよ、二人ともありがとう。この女と再会できただけで、最高の誕生日プレゼントだ」

立ち上がった隆志は服を脱ぎ、上半身を晒す。見知らぬ六人の少女たちが部屋の隅に並んで立ち、不安げに見守っている。隆志は脱いだ服を彼女たちへ向けて放った。一人がそれを拾い、丁寧に畳んでいる。

「ガラクタがたくさん入った箱があったわよね。そこから鞭を寄こしなさい」

女王、美由紀の声に従い、六人のうちの一人がバラ鞭を差し出す。

ハンドル部分からレザーの鞭が紐状に複数揺れている。それを手にした美由紀は、黒のヒールパンプスに季節外れの黒ストッキングで包んだ美脚をレザーのタイトミニスカートで包み、ヒップラインの丸みから光沢を放っている。

対象的に乳房の膨らみを伴う白ブラウスは清潔感漂うシンプルさで、女王というより女教師のようだ。

「虐めがいのある、いい身体をしているわね……」

仁王立ちする隆志に美由紀が接近する。
/164ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ