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裏切りの幼なじみ
第15章 エピローグ
「コホン……」

咳払いに気付いて目を向けると、怖い顔で美由紀が立っていた。黒を基調としたセクシーなメイド姿。胸元はタイトで膨らみを強調するが、フレアスカートはふんわりと女性らしい。首の鈴付きリボンもレース地の高級仕様だ。

「ひぇぇぇぇ、美由紀さまぁ、ご、ごめんなさいぃ……」

小悪魔少女は隆志から飛び退き、一目散に逃げていく。

「まったくもう……亜季菜ちゃんは、大きなおっぱいに憧れているのよ。葉子みたいになりたいって」

運んできた朝食をガラステーブルに置きながら、美由紀が言った。その背後から熟した女の影が差す。同じデザインの上流メイド姿をパープルで整えている。

「お調子者のおてんば娘で困るわ……美由紀だと怖がって逃げるのに、わたしが言っても聞かないのよ。隆志くんからも厳しく言ってくださいね……」

「あぁ、まぁ、そうだな……(あのデカ若乳は捨てがたいけどな)」

奈津子の要求にお茶を濁しながら、朝食を口にする。フレンチトーストにベーコンエッグ、手作り野菜ジュースとフルーツヨーグルト。お気に入りのメニューは、毎朝美由紀が作ってくれる。

「きょうも美味しいよ、美由紀」

「そう……ところで、大きくなっていましたよね?」

「え? あぁ、まあな。葉子には遠く及ばないけど、若々しくて張りのある……」

おっぱいなどという言葉を軽々しく口にしては、王として威厳を損なう。さっさとベーコンエッグを口に運び、野菜ジュースで喉を潤す。

「そんなことは訊いてません。隆志のコレがどうだったかと訊ねたのです」

隆志の股間を指し示し、美由紀は冷静に詰問する。

「いや、コレは……生理現象だ。朝勃ちと言ってだな……べつに興奮したわけじゃ……あの子とエッチしたいなんて思ってないし……」

「あたりまえですっ!」

奴隷であるはずの美由紀に、叱られてしまう。

隆志は女たちを支配する主人として、独裁的に三つのルールを定めた。まずは奴隷たちの序列だ。

最も地位の高い「第一奴隷」は美由紀だ。隆志が命じるまでもなく、女たちの総意だろう。

そして「第二奴隷」はおっぱい女、葉子だ。よく尽くす性格の優しさ、癒しの雰囲気が奴隷女の模範だと隆志は判断した。女たちの評価も一致する。
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