パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 第９話

(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ピーッ…)

「ヒィィィィィィィィィィィ…た、助けてくれぇ…イヤだ!!死にたくないイヤだァァァァァァ!!」

(ゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトン…キーーーーーーーーーーッ!!)

次の瞬間、通過中の列車は大西駅の通過ポストから700メートル先で緊急に停車をしました。

この時に、線路上になおとが墜ちて(おちて)しまいました。

ひでとがなおとを線路上に墜として(おとして)しまったようでありました。

「ヒィィィィィィィィィィィ!!わっ…ワーーーーーーーーーッ!!ワーーーーーーーーーッ!!ワーーーーーーーーーッ!!」

ひでとは、線路上に墜ちてしまったなおとが通過列車にはねられて亡くなった上に、列車の運行ダイヤを狂わせてしまったと想いまして顔が真っ青になっていたので、事件現場から逃げ出しました。

ひでとは、駅から逃げ出した後にJRの線路の跨線橋(こせんきょう)の下の道路まで逃げて来ましたが、この時に40代のメガネをかけた男が鉄パイプを持ってひでとに襲いかかって来ました。

「ヒィィィィィィィィィィィ!!」
「オドレなのか!!よくも大切な娘を死なせたな!!かたきうちだ!!」

鉄パイプを持っていた男は、ひろひこと同じアクトスのスイミングスクールに通っていた女の子の父親でありました。

ひでとは、女の子の父親が振り回していた鉄パイプで右足を殴られてしまった後にその場に倒れてしまいました。