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第2章 第２話

「どうしたのよあかね…のまないの？」
「えっ…ニーラ…ニーラもアタシと同じ…」
「んもう、なーに細かいことでぐずぐずぐずぐず言うてんのかしらぁ…夏休みくらいどーったことないわよ。」
「そうだよ…オレはシュガーカットを入れただけだよ…」
「シュガーカットと言うけれども…」
「あかね…ほら…」
「一口だけでもいいからのんでみろよ。」

あかねは、ニーラとカレの言葉に負けてしまいましたので、ジントニック入りと知らずにペプシコーラをのんでしまいました。

「どう？」
「うめーだろ。」

あかねは、ニーラとカレの言葉に対して『おいしいです…』と苦い表情で言いました。

ニーラは、苦い表情をしていたあかねにこう言いました。

「んもう、どうして顔をしかめているのよ…おいしいのでしょ…」
「なんだったらおかわり頼んであげるよ。」

あかねは、ニーラとカレのケーソツすぎる態度に負けてしまったので、泣く泣く言われる通りにしてしまいました。

そのようになってしまった原因は、あかねが小学校２年生の時にきついいじめにあっていた時にニーラがあかねを助けたことにありました。

あかねはニーラに恩義があったので、ニーラとカレからジントニック入りのコーラをのめと強要されてもイヤと言うことができずにズルズルと気持ちを引きずってしまいました。

そうした生ぬるい気持ちが原因で、あかねは知らないうちに心身が傷ついていたのでありました。

この後、あかねはニーラたちと一緒に一晩中遊び回って過ごしていましたが、なおとたち家族は『まあいいか…』と言いましてムカンシンになっていました。

そうしたことが原因で、あかねは凶悪事件の被害に遭う危機に直面していました。