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第6章 第６話

さて、その頃でありました。

南鳥生町にあります家にて…

「そうですか…分かりました…夜が遅い時間にゴメイワクをおかけいたしましてもうしわけございませんでした。」

なおとの母親は、あやねとあかねの友人の家に電話をして家に来ていないかどうかの確認の電話を取っていました。

しかし、ふたりとも友人カタにいなかったので、どこへ行ってしまったのだろうかと想いながら大きくため息をついていました。

端で聞いていましたあやみは、義母に『あやねとあかねは友人の家には行っていなかったのですか？』と言いました。

あやみの言葉に対して、義母はとがった声で言い返しました。

「ええ!!来ていなかったわよ!!」
「そんな…」
「あやみさんね!!あやみさんにもいかんところがあると言うことに気がつきなさいよ!!」
「すみませんでした。」
「何なのかしらねあんたは一体!!」

あやみは、義母からきつい声で怒鳴られてしまったので気持ちがイシュクしてしまいました。

義母は、あやみに『はやく寝なさい!!』と突き放す声で言うた後にブゼンとした表情で寝室へ行きました。

あやねとあかねが家に帰宅をしていないことが原因で、家族はいらだちをさらに強めていました。