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第8章 第８話

「あやね!!ねえあやね!!どうして…どうして大事なことをママに言おうとしなかったのよ!!どうして大事なことを今までだまり通していたのよ!!」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
「あやね!!泣いてばかりいたらどのようにして行くのかがわからなくなってしまうわよ!!あやね聞いているの!?」

実母は、ますますイライラとした声で言うていましたので、あやねはなおもくすんくすんと泣いていました。

あやねは、泣きじゃくりながらも実母に今後どのようにして生きて行くのかを伝えました。

「あのね…アタシ…新しいカレができたの…アタシ…新しいカレと結婚するから…関西の一流大学卒業で…年収が1000万で…マイホームで暮らしているカレなの…アタシ…新しいカレと結婚をして…専業主婦で生きて行くから…ママに伝えることはそれだけだから…アタシ…もう出て行くから…ママと一緒に暮らすことなんかできんから!!…なんなのよ…なんなのよあんたは一体!!ワーーーーーーーーーッ!!ワーーーーーーーーーッ!!ワーーーーーーーーーッ!!」

あやねは、大声で泣き叫びながら会議室から出て行きました。

夕方５時半過ぎのことでありました。

会議室には実母とあかねだけになりました。

あかねは実母に７月23日にゆきたか公園で正体不明の男に連れて行かれた後にグチョグチョになるまで犯されてしまったことを話しました。