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淫縛~寝盗られ妻は逝き色獄に淫涙を流す(旧タイトル:淫妻)
第8章 チャプター08
「ほ、本当にするんですか」
「約束したはずだぞ。逝(い)かせてほしければ、おれの言う通りにする、と」
麗(うらら)は玲二(れいじ)から視線を逸らすと、顔を俯かせた。確かに、玲二の言う通りだった。リビングで、逝かせてもらう代わりに、玲二の命令に従うと約束はしたが、あくまでもそれは麗を感じやすくさせるための方便と思ったのだが、どうやら玲二は本気だったらしい。
「で、でも――下の毛を全部剃れだなんて……」
バスルームの椅子に腰掛けた麗は、シェービングクリームを手にした玲二を見上げた。が、玲二は無言で、手のひらにクリームを吹きつけた。麗の股の間に腰を降ろすと、それを彼女の陰毛へと擦りつけていった。シャワーで手を洗うと、今度は麗の手に、剃刀を握らせた。
「さあ、自分で自分の毛を剃るんだ」
今は麗は躯の拘束を解かれ、全裸だった。身を縛る縄がないだけなのだが、何だか全裸になるのは久し振りのことなので、いつもより恥ずかしい気分だった。
「でも……毛を剃ったりしたら、智(さとる)さんに何て言われるか」
「だったら、毛が生えそろうまで、智君とのセックスは拒否するんだな」
「そんなこと、できません」
「君の事情は聞いていない。さぁ、やるんだ」
麗は唇を嚙んだ。玲二がやれと言えば、麗には拒否することはできないだろうことは、麗自身にはよくわかっていた。
「股を大きく開くんだ。怪我をしないようにな。いや――女性なら、下の毛の処理は慣れたものか。なら、おれが言うまでもないことだな」
それに、麗は答えなかった。玲二に言われたように、両脚を大きく広げると、陰毛にT字型の剃刀を陰毛に当てた。
――あぁ、見られている。
視線を上げなくても、玲二が麗が剃毛しているのを注視しているのは、わかっていた。この浴室に、カメラが設置されているのかは、わからないが、おそらく、音声は智のところにも届くようになっているのだろう。それを意識しながら、麗は毛を剃り続けた。
「あッ、あ、あ、あフン」
「麗君は本当に、淫乱だな。自分の毛を剃って、感じているのか」
「そんなこと、ありませんッ」
玲二が顔を近づけてきた。キスをしながら、口でそう言いつつも、興奮しているのを麗は感じていた。
玲二が口を離すと、涎が一筋、唇から垂れた。麗は涙を流していたが、それは感じているためなのか、屈辱のためなのかは、わからなかった。
「約束したはずだぞ。逝(い)かせてほしければ、おれの言う通りにする、と」
麗(うらら)は玲二(れいじ)から視線を逸らすと、顔を俯かせた。確かに、玲二の言う通りだった。リビングで、逝かせてもらう代わりに、玲二の命令に従うと約束はしたが、あくまでもそれは麗を感じやすくさせるための方便と思ったのだが、どうやら玲二は本気だったらしい。
「で、でも――下の毛を全部剃れだなんて……」
バスルームの椅子に腰掛けた麗は、シェービングクリームを手にした玲二を見上げた。が、玲二は無言で、手のひらにクリームを吹きつけた。麗の股の間に腰を降ろすと、それを彼女の陰毛へと擦りつけていった。シャワーで手を洗うと、今度は麗の手に、剃刀を握らせた。
「さあ、自分で自分の毛を剃るんだ」
今は麗は躯の拘束を解かれ、全裸だった。身を縛る縄がないだけなのだが、何だか全裸になるのは久し振りのことなので、いつもより恥ずかしい気分だった。
「でも……毛を剃ったりしたら、智(さとる)さんに何て言われるか」
「だったら、毛が生えそろうまで、智君とのセックスは拒否するんだな」
「そんなこと、できません」
「君の事情は聞いていない。さぁ、やるんだ」
麗は唇を嚙んだ。玲二がやれと言えば、麗には拒否することはできないだろうことは、麗自身にはよくわかっていた。
「股を大きく開くんだ。怪我をしないようにな。いや――女性なら、下の毛の処理は慣れたものか。なら、おれが言うまでもないことだな」
それに、麗は答えなかった。玲二に言われたように、両脚を大きく広げると、陰毛にT字型の剃刀を陰毛に当てた。
――あぁ、見られている。
視線を上げなくても、玲二が麗が剃毛しているのを注視しているのは、わかっていた。この浴室に、カメラが設置されているのかは、わからないが、おそらく、音声は智のところにも届くようになっているのだろう。それを意識しながら、麗は毛を剃り続けた。
「あッ、あ、あ、あフン」
「麗君は本当に、淫乱だな。自分の毛を剃って、感じているのか」
「そんなこと、ありませんッ」
玲二が顔を近づけてきた。キスをしながら、口でそう言いつつも、興奮しているのを麗は感じていた。
玲二が口を離すと、涎が一筋、唇から垂れた。麗は涙を流していたが、それは感じているためなのか、屈辱のためなのかは、わからなかった。