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さすがに無理やろ
第10章 天国と地獄

「どうぞ。
お砂糖いりますか?」

「いや、ええわ。
お、うまそうやな。
ありがとう」

ソファーの前に置かれたのは
熱いコーヒー
これもまた白と水色のストライプ柄の
マグカップや
青山さんも同じマグカップをテーブルに置くと
俺の隣ではなく
床に腰を下ろした

さすがに
隣には座られへんか
多分
誘うても座らへんやろな…

そう思った俺は
青山さんと同じように
床に座り直しあぐらをかいた

「あ、新飼さんはソファーに…」

「こっちの方がええねん」

「青山さんこそ
ソファーに座り」

「あ、いえ。
私も結局、床に座って
ソファーにもたれちゃうんです」

「わかるわーー」

「クスッ」

青山さんは
ちょっと恥ずかしそうに
せやけどなんや
ちょっと嬉しそうに笑いながら
静かに静かに
コーヒーを口にした

なぁ
もうええやん
付き合おうや

ほんで
キスしようや

こんな近くにおって
抱きしめることもでけへんとか
拷問以外の何物でもないわ

せやけど
あかんねんな…

まだあかんねん

なんで青山さんが
躊躇ってんのかわかるまではな…

「青山さん」

「はい」

「散らかってる言うたけど
無茶苦茶綺麗にしてるやんか。
俺の部屋来たら
マジで引くで?」

「大丈夫です。引かないです。
それに…」

青山さんは
さっき俺を入れへんかった
洗面所に視線を合わせた

「ほんとは散らかってたんです。
あんなこと言ったんですけど
やっぱり
ありのままをお見せするのは
恥ずかしくて
今、あの中は
凄いことになってます」

「あはは。
それはそれで安心したわ。
そうやないと
俺の部屋には連れて行かれへん」

「クスッ」

おお!
否定せんと言うことは
俺の部屋にも
来てくれるいうことやな!
俺はあまりの嬉しさに
髭を触りながら
顔がニヤつくのを誤魔化した

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