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さすがに無理やろ
第8章 立ち聞きと待ち伏せ
「新飼さん…」

青山さんは案の定驚いて
足を止めた

「遅かったなぁ。
ずっとここで待っててん」

「えっ?」

青山さんは更に驚き
また
いつものように周囲を気にし始めた

そりゃそうなるよな
会社の真ん前で
そんなこと言われたら

「ごめんな。
誰かに見られるとあかんから
とりあえず駅まで歩こか?」

「はい」

一刻も早く
会社から離れたいのか
青山さんの返事が早すぎて
俺は吹き出しそうになった

「ほな、行こか」

「はい」

クスッ
時々見せる
素の感じが
ほんま可愛いらしい

あぁそうか…
俺は
青山さんの
そういうとこに
惹かれてんねやろな…

「新飼さん」

「ん?」

「今日は
急ぎの仕事が入ってしまって
すみませんでした」

「ええよええよ。
楽しみにしてかたら残念やったけど
仕事やから仕方ないしな。
けど
あんまり無理せんようにせんと
こないだみたいに
具合悪なるで?」

「あぁ…はい」

無理せんようにとか
でけへんのやろな
往々にして
仕事できる人には仕事が回ってくるし
仕事早い奴には
また次の仕事が回ってくるもんやもんな

「気いつけんと
次、具合悪なってんの俺が見つけたら
今度は家まで送っていくか
俺の部屋まで連れて帰って
看病すんで?」

「え?!」

「あはは。
まぁ、気いつけてってことや」

「クスッ、はい」

そうやって
会社でも
いっつも笑うてたらええのに…

「それより青山さん
腹減ってない?」

「あ…」

「軽く、飯行かへん?」

「あー…でももう」

時間、遅いよなぁ
わかってる
けどもうちょっと
一緒におりたい

「俺、腹ぺこやねん。
もう家までもちそうにない。
ほんま無理!」

俺は
そう言いながら青山さんの前に
立ち止まってみせると
青山さんは
またクスリと笑いながら俺を見上げた

「子供みたいですね」

ほんま、色白やな

「青山さんより歳下やからな」

せやのに
可愛いらしくてたまらへん

「そうでしたね」

てか
いつまで敬語やねん

「腹減った」

けどそんな青山さんと

「じゃあ…」

セックスしたら

「じゃあ?」

俺の脳みそ

「少しだけ」

溶けてまうやろな

「よっしゃ!」

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