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さすがに無理やろ
第8章 立ち聞きと待ち伏せ
無事に
明日の約束を取り付けると
俺と青山さんは
おでんをつまみながら
熱燗を飲みはじめた

「腹が減りすぎてたんか
日本酒きくなぁ」

「ほんとですね」

「青山さんも腹減ってたんか?」

「…実は」

「ほな
もっとしっかり
食べられる店にすれば良かったなぁ」

「いえ、とてもいいお店です。
お酒もおでんも美味しいです」

そう言う色白の青山さんの肌は
あっという間に
ほんのり赤く変化していた

疲れて酒が効いてるんやろうな
今日はあんまり遅ならんように
帰したらんと…

「あ、せや
明日どこ行く?
俺はもうネタ切れや」

「あ、じゃあ
新飼さんが嫌でなければ
先日偶然お会いした
居酒屋さんに行きませんか?」

「村瀬?」

「はい」

「それは大歓迎やで。
俺、あそこでゆっくり
おすすめコース食べたかってん」

「よかった。
じゃああとで行っても大丈夫か
友達に聞いてみます」

友達というのは
先週
突然俺に声をかけてきた
あの女の子のことや

俺はまだ青山さんに
その出来事のことを話していない

わざとやないねんけど
タイミングを逃したままやし
なんていうか…
話してええもんかどうかも
分からんままなんや

それに
青山さんから
その話が出えへんということは
あの日のこと
青山さんは知らんのやないんやろか…

「友達と連絡がとれたら
新飼さんにお電話しますね」

「あぁ、頼むな。
あ、メールの方が良かったら
メールでもかまへんよ」

「あ、そうですよね。
遅い時間かも知れないから
メールの方がいいですよね」

「いや、俺は電話の方がええけどな。
どんな時間でも
俺は青山さんと話せる方がええ」

「……」

どう返事をすればいいのか困ると
青山さんはいっつも口を閉ざす

「ごめんごめん。
そろそろ帰ろか?
明日のために
今日は早う寝た方がええしな」

そんで俺は
すぐに青山さんに助け船を出すんや

ホッとした
青山さんの顔を見るために

青山さんを困らせたんは
俺やねんけどな
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