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女囚
第3章 処刑
朝、治夫は牢屋の中に立って由里を見下ろしていた。
由里はまだ寝ている。
治夫は由里の頭を足で踏み付けて「おい。朝だ。」と声をかける。
「うっ。」と呻き由里が目を覚ます。
治夫はしゃがむと由里の髪を掴み引っ張って顔を上に向かせて「尋問を始めるぞ。」と言う。
由里は顔を苦痛に歪め「はっはい。」と答えた。
治夫は由里の足を拘束していた縄を解く。
由里は身体の向きを変えると座ろうともがくが身体が自由に動かない。
治夫は由里の縄を掴み由里が座るのを手伝う。
そして更に引っ張ると無理やり立たせた。
由里はまだフラフラしている。
「ほら、しっかり歩け。」と後ろから背中を小突いて歩かせる。
由里はおぼつかない足取りでなんとか歩き始めた。
牢屋を出ると由里は階段に向かおうとする。
「今日はそっちじゃない。」治夫が壁のスイッチを押すと牢屋の更に奥が明るくなった。
牢屋の前の通路には奥があったのだ。
「はい。」由里は振り返ると治夫について奥へと向かう。
暫く通路を進むと通路の左側の壁と通路が途絶え広い部屋に行き着いた。
その部屋は扉もなく床は板張りであちこちの天井から縄が吊るされていた。
縄の先端にはカラビナが取り付けられている。
その全ての縄は天井の滑車を通してあり、明らかに吊り上げる目的で用意されているのは見てわかる。
由里の目に飛び込んできたのは三角木馬だった。
由里のヴァギナが熱くなる。
そして柱の側に置かれた十露盤板が目に入る。
その三角形に並べられた板を見て由里のヴァギナは更に熱くなる。
十露盤板の傍らには伊豆石が4枚積まれて置かれていた。
由里はサイトで伊豆石の重さが1枚45キロある事を読んで知っていた。
部屋の奥からは水がチョロチョロ流れる音が聞こえる。
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