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抱けない彼を妄想で抱く
第1章 いつもの
「絶対に動いちゃだめだよ」
そう言って、ベッドに腰掛けた彼に目線を合わせるようにして、腰を曲げます。
手を伸ばして頬に手をそえると、彼は所在なさげに視線をよそにずらします。
わたしは彼の頭を抱きかかえるようにして抱きしめました。
わたしはひとつも愛の言葉を口にしません。
だけどきっとこうした行動、しぐさ、ひとつひとつから愛が漏れ出して、彼の心に蓄積していってしまうのでしょう。

動いてはいけないと言ったのに、腰に腕を回されます。
その手を掴んで彼の横にもどします。
それでもまた、その腕はわたしの身体に絡みつこうとしてきます。
「触っちゃだめ」
もう一度目を見て言って、彼のシャツのボタンを外しました。

彼はもどかしそうに、でも嬉しそうに落ち着かない様子でいます。
シャツを脱がし、肌着をめくり上げて彼の胸に手を当てます。
彼の身体はとても熱くなっていました。

肌から手を離さずに、スライドさせて、そのまま乳首を触ります。
触った瞬間、彼は小さくうめきました。
彼を見ると、先ほどまでの少年のようなワクワクした表情とは雰囲気がガラリと変わっていました。
目は細く、口は半開きになり、もどかしさから足は震えています。
「気持ちいい?」
「き、もちいい…っ」
苦しそうに彼は答えます。
彼のこんな姿、一体誰が想像できるでしょう。
彼は自立した個の人間です。
どんな関係性においても決して誰のものにもなりません。
だけどこの瞬間、この表情だけは、誰がなんと言おうともわたしのものです。
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