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抱けない彼を妄想で抱く
第3章 眠る彼の横で自慰、それからセックス
もう中に刺激が欲しかった。
ふと思い出して彼を振り返ってみる。
声こそ出してないものの息を荒げてしまったので、今度こそ起こしてしまったかもしれない。

けれど彼は変わらずに寝ていた。
布団はきちんとかけられている。
わたしは彼を見ながら、膣に指を挿入する。

緩慢なうごきで背中が自然とのけぞる。
口が開くけれど声は出ない。
視線を彼から自分だけのものに戻す。
指の第1関節までを膣にいれる。
指を少し折り曲げ、上のところを引っ掻くように引き抜く。
それをリズミカルに繰り返す。
親指を口から離すと、はっはっと息がもれる。
身体が熱くなっていくのがわかった。


そのとき、突然後ろから重さをともなって何かがぶつかってきた。
「なにしてるの?」
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