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恋がしたいと言いながら
第6章 宅飲みデート
次はいつ優也くんに会えるんだろう。明日?来週?それとも来月……そんなことを考えているうち、月末は友人の結婚式だったことを思い出した。
花嫁は高校時代の同級生、祥子ちゃん。彼女とは、私、亜実、真由ちゃんと4人でよくつるんでいた。
高校を卒業してからは年始のあけおめメールをなんとなく続けているくらいで一度も会っていないけれど、律儀にも招待状を送ってくれた。
「祥子ちゃんが、結婚かぁ」
そんな独り言が、ひとりの部屋でやけに響いて聞こえる。
27歳という年齢を考えれば別に早くもないけれど、私のなかの祥子ちゃんは高校生のまま止まっているのでどうにもしっくり来ない。
グループLINEを開くと、亜実と真由ちゃんが近く迫った結婚式の話題で盛り上がっていた。
花嫁は高校時代の同級生、祥子ちゃん。彼女とは、私、亜実、真由ちゃんと4人でよくつるんでいた。
高校を卒業してからは年始のあけおめメールをなんとなく続けているくらいで一度も会っていないけれど、律儀にも招待状を送ってくれた。
「祥子ちゃんが、結婚かぁ」
そんな独り言が、ひとりの部屋でやけに響いて聞こえる。
27歳という年齢を考えれば別に早くもないけれど、私のなかの祥子ちゃんは高校生のまま止まっているのでどうにもしっくり来ない。
グループLINEを開くと、亜実と真由ちゃんが近く迫った結婚式の話題で盛り上がっていた。