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恋がしたいと言いながら
第15章 さよならえっち
「ん……」
 大きくてあたたかい手が肌を滑るのは気持ち良い。
 エッチの直後で敏感になってもいるから、またすぐに疼いてくる。
「これ本当すごいな……スケスケで……ぜんぜん隠せてないじゃん」
「そんな……恥ずかしいこと言わないで」
「ね、恥ずかしいよね。でも恥ずかしいの好きでしょ?」
 そう言いながら、彼は私をベッドの淵に座らせた。そして私を見下ろすように、壁にもたれて腕を組んだ。
「俺、ちょっと疲れちゃったからさ、加奈ひとりでやってみて?加奈がオナるとこ見てたら、また元気になるかも知れない」
「え……」
 優也くんとは何度もエッチしているけど、オナニーを見せるなんて初めてだ。
 そもそも人に見せることではないし、さすがに躊躇していると、促すように手を取られた。
「加奈の一番かわいいところ、よく見せて」
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