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恋がしたいと言いながら
第15章 さよならえっち
 さすがに普段使いはしないけれど、あれを着て鏡の前でオナニーしてからなんとなくハマッてしまい、時々ひとりで身に付けては楽しんでいる。
 そういうものをじっくり見られるのは、恥ずかしくて落ち着かない。間接的に視姦でもされているような気分だ。
「これ、着てみせてよ」
「ええー……」
 もともと彼に見てほしくて買ったものなので着るのはぜんぜん構わない。
 それでも一応は恥じらってみせてから、下着とベビードールに着替える。
「うわ、えっろ……」
 そんなふうに呟かれると、本当にそう思ってくれている感じがして嬉しい。
「こういうの、好き?」
「うん。すごくいいよ。かわいい」
 ちゅ、ちゅ、と啄むようなキスを交わしながら、優也くんの手が布越しに私の身体を撫でていく。
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