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俺の(ボクの)可愛いお姫様・・・SS
第4章 純side…①


この学校にもだんだん慣れてきて、一ヶ月が過ぎた頃
新任三人も、少しずつ顔に余裕が出てきたようだ。
確かに俺も、新任の時には必死だったもんな…

次の授業が始まる前の職員室、係になってる生徒が
チラホラ…教科担当の元へ来ていて、少し賑やかだ。
そんな中…

「みーちゃん、私持つよ!」
「いいの?ありがとう…助かるよ」
「クスクスッ…みーちゃん持ちすぎ! おっちょこちょい
なんだから、気を付けてねっ」
「ハハハッ…どっちが年上なんだかわかんないよね」

「みーちゃん、授業始まっちゃうよ! 行こうっ!」
「あっ、ホントだ! 行こう、行こう…」
「クスクスッ…じゃ、先生!今日も楽しい授業、よろしく
お願いします!」
「へへへッ、任せといて!!」

ハーッ…オイオイッ、どっちが年上なんだか?
ってよりも、どっちが教師だよ 笑
しかも、みーちゃんって…
本当、新任の小田切先生は、いつもニコニコしてるな


この一ヶ月で少しずつ見えてきた事がある。
生徒に対して、ちゃんと向き合ってる先生と向き
合ってない先生。
残念ながら、向き合ってない先生、いるんだよな…
それがわかった時、いつも思う…
何で教師になったのか?って。

それぞれの価値観の違い?そんな言葉で片付けるのは
どうなんだろう。
俺はやっぱり、生徒に必要とされたいし、生徒の為に
頑張れる教師でありたい。


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