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俺の(ボクの)可愛いお姫様・・・SS
第4章 純side…①
今日は金曜日、放課後の職員室は、飲み会だの食事会
だの、あちこちで出ているようだ。
そんな中…
「古川先生…ちょっといいですか?」
男子生徒がやってきた
「どうした?」
「教えて欲しいとこがあるんですけど…」
教科書にノート、ペンケースを抱え、俺の机の横に
立っている…俺はもちろん!
「ん? どこだ? 見せて!」
「ありがとうございます! このページの、この部分
なんですけど…」
「おー…ここな! ここはな…」
気付けば三十分が過ぎ、生徒は笑顔で出て行った。
するとすぐに「古川先生…」
新任の田中先生だ…
「はいっ…何か?」
「今日、この後予定ありますか?よかったら、食事
ご一緒しませんか?」
「あっ、申し訳ないけど、今日は予定があって…
また機会があれば、その時に!」
「すっ、すみません…では、また…////」
田中先生は、どうも苦手だ…確かに綺麗だと思う。
綺麗に化粧をして、綺麗に髪もセットして、綺麗な
オシャレな洋服を着て、見てくれ!と、言わんばかり
に足を出している…
周りに目を移せば、小田切先生は女子生徒に勉強を
教えているようだ。
フフッ…やっぱり笑ってるな。
何をするにも笑顔でいる小田切先生を見ると、こっち
まで笑ってしまうよ。