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喪服奴隷・七菜~香織の巻~
第11章 川の字
「七菜、ただいま。今日は疲れたぞ。
香織が大口の契約をとってきてな。その対応でこんな時間になってしまった」
七菜は玄関前で正座しながら、上り框で靴を脱いでいる省吾の背中を見ていた。
省吾を刺したあの夜のことを、思い出さずにはいられなかった。
省吾の背中に抱きつく。本当に生きていてくれてよかった。
「おいおい、どうしたんだ、七菜」
『ううん、なんでもないの。お食事は?それともお風呂?』
「とりあえず飲みたい気分だな。
さすがに車通勤で、会社で祝杯を上げるわけにはいかんからな。
七菜もたまにはつきあえよ。少しでいいからさ」
『お言葉はうれしいのですが、お腹の子に障るといけませんから
遠慮しておきますわ。すぐに食事の用意をしますね』
七菜は立ち上がると、キッチンに消えていった。

省吾はふと思いつき
「だったら香織を呼んでも構わないか?今日の立役者はあいつだからな。
一緒にお祝いしてやりたいんだ」と、キッチンの七菜に声を掛ける。
『あら、素敵じゃないの、もちろん大歓迎よ。
でしたらもう少したくさん料理を作っちゃおうかしら。
二人だけの食事って、何となく寂しいですからね。
いっそのこと、香織もこっちに引っ越しちゃえばいいのにね』
「う、うん、そうだな。まぁ今日のところはその話は抜きにして
とりあえず香織に電話してみるわ」
七菜と香織、二人を同時に手に入れたはいいが
香織には、七菜との関係は話していない。
一緒に住むとなれば、さすがに隠し通せなくなってしまう。
香織のスマホに電話を掛ける。
「あっ、香織か?うん、今日はおめでとう。
それでな、我が家で祝勝会をやろうと思ってな。うんうん、大丈夫か
だったらタクシーを使っていいからすぐに来い。うん待ってる」
「七菜、香織もすぐに来るっていうから頼んだぞ。
そうなれば、俺はひとっ風呂浴びてくるからな」キッチンに声を掛ける。
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