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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第1章 瑞代
バブル期の日本。
当時は誰もが浮かれていた。銀行や証券会社が潰れるなどと言えば、何を馬鹿な事を言っているんだ?と言われる時代である。
三流の高校をどうにか卒業した土屋聡太も、証券会社の事務員で採用された。
株券を伝票と合わせてクリップ留めするだけの仕事で、年2回のボーナスは月給の3か月分という破格の待遇だった。
残業で午後7時を過ぎれば夜食が出て、週に2、3回は先輩の奢りで飲み食い出来た。
月に一度はある課や部内での飲み会。
社員旅行はもちろん、社内運動会に参加すると食事代や交通費まで支給された。
ある日の事、退勤のタイムカードを15分遅く押すと、課長が聡太を呼び止めた。
「土屋君!君、15分残業やないか。君、残業伝票書いときや!」
残業伝票とは、課員が事後だろうと事前だろうと名前、日付、残業時刻を伝票に書いて課長に提出すると、ロクにチェックもされない残業申告は承認され、15分単位で残業代が貰えるという、今思えば夢のようなシステムである。
学生時代から将来の夢も目標もなく、毎日を惰性で過ごして来た聡太が、社会の厳しさも学ばずに、甘ちゃんサラリーマンになったのは言うまでもない。

時は1991年。
聡太が証券会社を退職して数年後、バブルの崩壊が始まった頃の話しである。

「ねえ。ソウタ寒くない?」
色白の女は、クィーンサイズのベットの上で裸体を寄せて来た。
細身とは言い難いが、身長160センチの少しポチャ系の身体。バストはDカップ以上だろう。肉付きは良いが、腰のくびれはあり、中年親父が食いつきそうなボディだ。
聡太の、20代前半にして初めて出来た彼女だった。
「少し寒いね。」
「抱きしめてよ。ギュってして」
裸同士で身を寄せ合うと、抱き合いながら、長い濃厚なキスを繰り返す。
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