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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第9章 恵美
その会社で扱っていたのは、超音波で痩身効果が期待できるとか、美容液でシミが取れるとか、効果が疑わしい物ばかりだった。
「彼氏に綺麗になったと言って欲しい女。まわりより美人になりたい女。美人になれば、もっと違う自分が見つけられると皆んな夢見るんだ」
キャッチセールスのマネージャーは言葉を続ける。
「俺たちは、彼女達の救世主だ。救ってやるんだ。お前は彼女達の教師だ。教えてやるんだ!」
大袈裟に言えば帝国主義が、自分達以外の野蛮で無知な民族に、文明を教えてやると言う理屈に似ている。その見返りは侵略であり、絶対的服従だ。
聡太のセールスの場合は、もう少しマシで、購入者に残るのは、後悔と高額のローンというわけだ。
「相手に惚れ込め。女に惚れさせろ!口説くんだよ」
営業マネージャーから指導を受け、なんとか売らなきゃと知恵を絞る。
聡太が思いついたのは、電話での勧誘だった。テレアポなら、最初から姿を見せないでよい分、相手の警戒を緩められる。
会社に許可をもらうと、前借り金で学校名簿を購入して、事務所の電話をリースで貸してもらえる事になった。

いよいよ、性交、いや成功に向けての、聡太のセールス人生が始まる。

ハズだったのだが、監視のない所でのサボり癖は治らず。アポの半分はサボり、もう半分は、ほとんどドタキャンされ、食えるか食えないかの日々は続くのであった。それでも、月に数件の契約を取り、活動費くらいはなんとかなる様になった。
ちなみにネットのない時代。今もそうかも知れないが、この手の詐欺紛い商法は山の様にある。
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