この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第9章 恵美
恵美は処女だった。
ハタチで初体験も、今時の女性にしては珍しい。ブサイクというわけではないが、身持ちの硬い女だったのだろう。
いよいよ挿入となるのだが、女の小刻みな身体の震えは止まらない。
落ち着かせるまで、聡太は優しく身体へ触れていた。

勤務していた保険代理店が、勧誘方法に問題があるとの事で、親元の保険会社から取引停止処分となった。確かに強引な保険契約もあったと思う。
全社員を本社に集めて、社員説明会が開かれた。
「聡太さん。これから私達どうなっちゃうんだろう?」
聡太が新人研修をしたひろみと会った。今は、別の営業所で勤務している。彼女とは研修終了後、数回ひろみのアパートでSEXしたが、久しぶりの再会であった。
女の花弁から放たれる、若草の香りを思い出す。

「誠に残念ですが、債権者がこれから押し寄せて来ると思います。本日付けをもって、当社は解散する事となりました」
ハンドマイクを握った重役が、会社の倒産を告げる。場内は静まり返っていた。
項垂れた社員達は、ほとんど無言で本社ビルを出る。
会社への忠誠心も無ければ、ライフプランも無い聡太は、なんとかなるさと思った。失うモノがない人間は、とにかく強い。

ひろみとは、それ切り会えなくなった。
輝子、珠珠とも別れ、一人暮らしを始めた弥生のアパートに、住む場所のない聡太は居候する事になる。
まっとうな道を歩むかと思いきや、聡太が選んだ次の仕事は、美容系のキャッチ販売員だった。女との出会い確率が上がる。それが、この仕事を選んだ理由だ。
イケメンが多い若い社員の中で、年長の分類に入る聡太は浮いていた。
固定給が出たのは最初だけ。数ヶ月で資金の尽きた聡太は、会社からバンスを受け、なんとか食いつないでいた。弥生に渡す生活費もままならない状態である。

「土屋さ、お前のセールスは相手の気持ちを考えて無いんだよ」
営業マネージャーが、要領も悪く、キャンセル率の高い聡太にアドバイスしてくれた。
「いいか?俺たちの商品は、お客を幸福にするんだ。こんないいモノを、まだ知らない気の毒な女の子達に、俺たちが教えてやるんだ。もっと君は綺麗になれるんだよ!ってね」
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ