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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第11章 トリプルブッキング2人目
三枝から活動資金を調達すると、2件目のアポイントに向かう。

改札口まで午前中の女を見送った聡太は、待ち合わせ場所へ急ぎ足で向かう。
ショートカットの女性が、満面の笑みで出迎えた。
最近の本命恵美である。
少し遅めの昼食を摂り、繁華街を歩く。聡太の視線は、新装開店のパチンコ店に向けられていた。
「でね、私、頭来ちゃって。デパート辞めちゃった!」
横を歩く女の言葉を、適当に受け流していた聡太だが、仕事を辞めたと言う話で思わず恵美の顔を見る。
「そうなの?これからどうするの?」
聡太が組ませたショッピングクレジットもある。これからのデート代を全て受け持つのは、万年貧困の男には不可能だ。
女は不満そうな顔をした。「じゃあ、俺と暮らそうか?」というセリフを期待していたのかも知れない。
その日暮しの甲斐性がない男に、相手の心情を汲む余裕などない。
それでも聡太は言い訳するだろう。その日、その日を生きるのに必死だった。お金も、時間も、精神的にも余裕がなかった。挙句の果てに、時世が悪い、こんな社会が悪い。現実的で建設的な目標も持たず、努力の方法と方向性を間違えた男の遠吠えである。
誰かを喰い物にしていた分、犯罪者と同じ言い訳に聞こえる。
「まぁ、なんとかなるよ」
女は気を取り直して、なるべく明るく振る舞う。
夜には仕事に向かう聡太が、せっかく作ってくれた2人の時間だと思っていたのだ。不機嫌な顔をしていたら、多忙な彼氏に悪い。そういう風に考える古風な女だった。

聡太にとっては、本日2回目のラブホに入る。初戦は体力を温存したつもりでも、SEXはスポーツである。100カロリーから200カロリーが消費される。例えるなら、30分のランニング程度の体力を使う。いかに女が騎乗位になっても、出すもん出す男の方が、エネルギーの消耗は激しい。と思う。
恵美のシャワーを待っている間、聡太はウトウトして眠ってしまった。
(あれ、ここどこだっけ?)
目覚めた聡太は、一瞬どこに自分がいるのか解らなかった。
目の前の椅子には、恵美が座っていた。
「おはよう。良く寝た?」
上下の下着と、薄手の白いブラウス姿の女は、男の目覚めを待っていた。
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