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1991〜バブルが生んだ甘えん棒、女海原をイク!
第11章 トリプルブッキング2人目
聡太は、軽く1時間は熟睡していた様だ。
「ごめん。俺寝ちゃったみたいだね」
「ううん、聡太疲れてるんだね」
ベッドに座った女にキスしようとするが、恵美が軽くかわす。
「ねぇ。ミエって誰?」
寝起きにドキリとする質問をされ、聡太はたじろいだ。
(どこからその名前を?)
驚いた表情の聡太を見て、女が言葉を続ける。
「寝言で言ってたよ、ミエって」
なるほど寝言を言うほど、自分は疲れていた様だ。
「妹の名前だよ。生き別れたね」
「妹さん。そうなんだ、ごめんね。私、変なこと考えてて、ごめんね」
聡太の境遇に同情した女が、泣きそうな顔で謝る。恵美に話していたストーリーはこうだ。
高校を卒業した時期に、父親の借金で一家離散した。借金取りから逃れるために、親兄弟が連絡を一切取らない約束だった。時効が成立する10年後に再開しようとバラバラになったが、10年たった今も、再開は果たせていない。というストーリーだ。
「私、聡太が浮気してるんじゃないかと、馬鹿だよね。本当にごめんなさい」
涙をこぼしながら、女は聡太に詫びた。
泣くほどの事でもないし、聡太のストーリーは全て嘘である。まず、一家離散ではなく、23歳で勝手に家を出た事。連絡が取れず、元の実家が今は無いのは本当だが、金融機関から借りた金の返済時効は、追認しない限り5年。尚且つ、例え父親の借金でも、保証人にでもならない限り子供、母親に返済義務は無い。
ついでに、破産宣告はこの頃からあった。
身内がいない事を、不思議に思う女達に説明用にでっち上げた、聡太の作り話である。
「気にしなくていいよ。仲の良い兄弟だったからね。妹のミエと恋人の君はエミ。不思議な巡り合わせだね」
役柄に入り込んだ聡太は、天涯孤独の哀愁を漂わせる。
「私が慰めてあげるからね。聡太と結婚したら、私、良い奥さんになるから」
男にとっては、かなり重いセリフだ。恵美は、両親にまで聡太を引き合わせていた。さすが年の功と言うべきか、聡太のいい加減さを見抜いた父親は、2人の交際を快く思わなかった。
「ありがとう恵美。おいで」
ベッドの上に座り抱き合う。ショートカットの髪を撫で、左手でブラのホックを外す。たわわな双峰と、大きめな乳輪が現れた。
「さわって。私を好きにしていいんだよ」
女は自分のバストを持ち上げて、男にアピールする。
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